小規模多機能型居宅介護みんなの家・稲城長沼
【一日一心】光となる
YOYO、みなさん、こんにちは!
みんなの家・稲城長沼の遠足同好会の隊長、王です。
朝晩の空気が少しずつひんやりとして、秋の訪れを感じる季節となりました。
夏の余韻を残しながらも、空気は秋雨に洗われ、澄んだ青空が広がっています。
窓にうっすらと映る曇りや、朝露に輝く草の葉を眺めると、季節の移ろいがそっと心に沁みてきます。
虫の声も、どこか優しく穏やか。夏のような勢いはなくても、その一音一音に“名残惜しさ”と“温もり”が感じられます。
この季節にみんなの家・稲城長沼とALSOK介護の仲間施設、デイサービスセンター遊・府中と、秋を感じる外出レクを企画し、利用者様と一緒に小さな季節の幸せを見つけながら心もお腹も満たされるひとときを過ごしました。
出発!秋の風とともに
花に包まれて、記憶がよみがえる
そして、利用者のU様は、去年も同じこの場所に一緒に来ていました。
「ここ、覚えていますか?」とお聞きすると、少し首をかしげてから、
「なんだか来たことがある。お兄さんと一緒にかもね」と微笑まれました。
その笑顔を見た瞬間、胸の奥がじんわりと熱くなりました。
実はU様、ここ一年で少しずつ認知症が進み、通いの利用も週2回から毎日へと変わりました。
それでも、こうして外の空気を感じ、季節の花に囲まれ、職員や仲間と笑い合う時間は、確かに心のどこかに届いている――そう感じます。
認知症の方にとって、外出の機会は“刺激”であると同時に、“記憶の灯をつなぐきっかけ”でもあります。
そして何より大切なのは、一度きりではなく、寄り添いを重ね続けること。
思い出を共に積み重ねていく中で、ほんの一瞬でも「覚えている」「また来たい」と感じていただけるなら、それこそが私たちの仕事の原点なのだと改めて思いました。
この日見せてくださった微笑みが、私にとっても大切な“記憶”になりました。
1年前、はじめて訪れた「はなびより」。
慣れないスターバックスのコーヒーを片手に、利用者様とゆっくりお話しした時間。
その笑顔と香ばしい香りが、今でも心に残っています。
あの日の小さな会話が、U様にとって“みんなの家・稲城長沼”の原点になりました。
ひとつひとつの笑顔が、私たちの力になる
動物たちとの癒しの時間
カワウソのキラキラした瞳に、利用者様も思わず夢中!
「あら、こっち見てるわよ!」と大盛り上がり。
その横でウサギさんはマイペースにモグモグ…。
見ているだけで、私たちの心までふわっと癒されました。
香るひととき、スターバックスでの出会い
スターバックスでコーヒーを楽しんでいると、なんと店長さんが来てくださいました!
「あれ?お兄さん、前にも来てくれましたよね」と、
私のことを覚えてくださっていて、ちょっとびっくり&とっても嬉しい瞬間でした。
「素敵な施設ですね」と笑顔で声をかけてくださったときも、胸がじんわり温かくなりました。
さらに、店長さんから素敵な提案が!
「今度は、私たちがみんなの家に行って、利用者様の前でコーヒーを淹れますね!」
その言葉に、利用者様も職員も大興奮!
一杯のコーヒーが、こんなにも人の心をつなげてくれるんだな、と改めて感じた、心温まるひとときでした。
光と花の幻想、プロジェクションショー
そして、いよいよプロジェクトショーの時間です!
なんと、日本初の360度プロジェクションショー。
花々がぐるりと空間を包み込む映像に、利用者様も思わず「わぁ!」と声をあげて驚きと感動の表情。
去年は時間が合わず見ることができなかったので、今年はみんなで一緒に大興奮!
色とりどりの花が天井や床、壁を駆け巡る様子は、まるで空中をお散歩しているかのよう。
「きれい!」「まるでお花畑にいるみたい!」と、利用者様の笑顔があふれ、職員もつい一緒に目を輝かせました。
初めての体験に、会場全体がワクワクと幸せな空気で満たされた、忘れられない時間となりました。
締めくくりは、笑顔の昼食「天安」で
外出レクの締めくくりは、地域で有名な中華屋さん「天安」でランチ。
ボリュームたっぷりの料理に、利用者様も思わず笑顔がこぼれます。
「どれにしようかな?」とそれぞれお気に入りのメニューを選び、思い思いに味わう姿はとても楽しそう。
食事を囲んでのひとときは、外出レクの思い出をみんなで語り合う、あたたかい時間となりました。
あの中国人からの食レポ:ピリッと効いた山椒入りの麻婆豆腐は、香りも味もパンチが効いていてご飯が進む一品。
棒々鶏サラダの鶏肉は柔らかく、しっとりジューシーで、辛さのある麻婆豆腐との相性も抜群です。
光となる
遊・府中 副センター長:土岐田さん
カフェでのひととき
お昼にはカフェに立ち寄り、皆でコーヒーや軽食を楽しみました。
店長さんも顔を出してくださり、「前も来てくれましたよね」と覚えていてくださったことに利用者様も笑顔。
紅葉の時期に彩り豊かな花を見られたことに驚きました。
皆さんニコニコで、カフェやレストランでのランチも大満足でした。
今回の合同イベントを通して、他事業所との連携力や情報発信力も磨かれ、より多くの学びを得ることができました。
利用者様の笑顔を見ることで、私自身も心が温かくなりました。ぜひまた皆で来たいと思います。
遊・府中 相談員:佐野川さん
花と生き物に触れた一日
植物園では、色とりどりの秋の花々に囲まれながら、カワウソやウサギなどの可愛らしい生き物たちにも出会いました。
利用者様は目を輝かせ、思わず笑顔がこぼれます。
植物園で季節の花々や生き物に触れ、利用者様が目を輝かせている姿を見られて本当に嬉しかったです。
カワウソやウサギに笑顔が広がり、自然に触れ合う時間がどれほど貴重か改めて感じました。
合同イベントは、施設の特色や雰囲気を広く知ってもらえる機会になりましたし、介助方法やレクリエーションの工夫も互いに学び合える、とても有意義な場でした。
こうして相談員や仲間たちと一緒に過ごす時間を通して、私は改めて、介護の仕事の深さと喜びを実感しました。
介護の道を7年間歩んでいると、自分もだんだんとわかることが増えてきた。
でも、身近な利用者様たちは次々と入院し、去っていく。
時は待たない。一年、また一年と秋が巡る。
再会できる人もいれば、もう二度と会えない人もいる。
人生は短く、振り返れば景色は変わらず、私たちはもはやあの少年ではない。
心に花を咲かせれば人生は荒れない。
他人の心に花を咲かせれば、あなたは太陽になる。
僕は恵まれていると思います。
介護の道を共に歩む、素晴らしい人々がたくさんいた。
共に歩き、笑い、
光に向かい、光を感じ、光となって周りを照らす。
その光の中で、私たちは心と心を結び、ぬくもりを分かち合う。
――それが私たちの介護職の優しい絆だと思っている。