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スタッフブログ

グループホームみんなの家・川崎久地

2025年10月29日

言い尽くせないほどの感謝を込めて…。

●〇グループホームみんなの家・川崎久地「言い尽くせないほどの感謝を込めて…。」〇●

こんにちは。グループホームみんなの家・川崎久地です。

先日、残念ながらあるご利用者様とのお別れがありました。

今日はその方に向けてブログを書きたいと思います。

 

 

その方は昭和ひとケタ生まれ。ホーム最年長の98歳でした。

凛とした強さがあって。でも優しくて。

近くに寄ると空気がほんのり温かい気がして、私はその方と関わるのが大好きでした。

感情表現がとても豊かなその方と、お互い笑い出して止まらなくなって 「もう笑わせないで、お腹いたい~(≧▽≦)」 なんてことも日常でした。

クリスマス。運動会(久地リンピック)。盆踊り。トランプゲーム。

日々の何気ないおしゃべり。

たくさんありすぎて思い返せないほど、楽しい出来事がありました。

数年前にお看取りとなり、何度か危ない状況もありましたが、その度に見事な復活を遂げてこられました。

以前、主治医の先生が仰っていたことがあります。

「この年代の方はとても体が丈夫なんだよね。我々世代は、こんなに元気に長生きできないよ。」と。

今回体調を崩された時も、きっとまたお元気になって下さると信じていました。

でも今回は。

神様が連れて行ってしまいました。

 

 

 

お食事も水分も受け付けなくなり、うつらうつらと寝て過ごすようになられてからも、声を掛けると目を開けて

「なぁに~?何しに来たの~?」

と答えて下さいました。

ニパッと笑顔になったり、”まったく寝たっきりでやんなっちゃうねぇ”と仰るように眉を顰めたり、豊かな表情は健在でした。

最期の瞬間まで懸命に生きておられました。

 

 

 

〇〇様。

私達と一緒に過ごして下さり、本当にありがとうございました。

ここまでよく頑張って来られましたね。まずはゆっくりと休んで、疲れが癒えたら美味しいものをいっぱい食べて下さいね。

最後のお別れの時、未熟な私は笑顔でお送りすることができませんでした。

あんなに笑い合ったのに。笑ってお見送りしようと決めていたのに。泣き顔で終わるなんて。

きっと〇〇様も、「まぁったく、しょうがないねぇ~」と呆れておられることでしょう。

いつになるか分かりませんが、そちらの世界でお会いできたら謝りたいので、私のことを覚えていて下さったら嬉しいです。

 

それでは再会を夢見て。さようなら。

 

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最後になりますが、先立たれたご家族様にも御礼を申し上げたいと思います。

お母様のことをいつも真剣に考えて下さり、私達職員にとっては心強い存在でした。

心からの感謝を込めて。ありがとうございました。

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