グループホームみんなの家・川崎久地
言い尽くせないほどの感謝を込めて…。
●〇グループホームみんなの家・川崎久地「言い尽くせないほどの感謝を込めて…。」〇●
こんにちは。グループホームみんなの家・川崎久地です。
先日、残念ながらあるご利用者様とのお別れがありました。
今日はその方に向けてブログを書きたいと思います。
その方は昭和ひとケタ生まれ。ホーム最年長の98歳でした。
凛とした強さがあって。でも優しくて。
近くに寄ると空気がほんのり温かい気がして、私はその方と関わるのが大好きでした。
感情表現がとても豊かなその方と、お互い笑い出して止まらなくなって 「もう笑わせないで、お腹いたい~(≧▽≦)」 なんてことも日常でした。
クリスマス。運動会(久地リンピック)。盆踊り。トランプゲーム。
日々の何気ないおしゃべり。
たくさんありすぎて思い返せないほど、楽しい出来事がありました。
数年前にお看取りとなり、何度か危ない状況もありましたが、その度に見事な復活を遂げてこられました。
以前、主治医の先生が仰っていたことがあります。
「この年代の方はとても体が丈夫なんだよね。我々世代は、こんなに元気に長生きできないよ。」と。
今回体調を崩された時も、きっとまたお元気になって下さると信じていました。
でも今回は。
神様が連れて行ってしまいました。
お食事も水分も受け付けなくなり、うつらうつらと寝て過ごすようになられてからも、声を掛けると目を開けて
「なぁに~?何しに来たの~?」
と答えて下さいました。
ニパッと笑顔になったり、”まったく寝たっきりでやんなっちゃうねぇ”と仰るように眉を顰めたり、豊かな表情は健在でした。
最期の瞬間まで懸命に生きておられました。
〇〇様。
私達と一緒に過ごして下さり、本当にありがとうございました。
ここまでよく頑張って来られましたね。まずはゆっくりと休んで、疲れが癒えたら美味しいものをいっぱい食べて下さいね。
最後のお別れの時、未熟な私は笑顔でお送りすることができませんでした。
あんなに笑い合ったのに。笑ってお見送りしようと決めていたのに。泣き顔で終わるなんて。
きっと〇〇様も、「まぁったく、しょうがないねぇ~」と呆れておられることでしょう。
いつになるか分かりませんが、そちらの世界でお会いできたら謝りたいので、私のことを覚えていて下さったら嬉しいです。
それでは再会を夢見て。さようなら。
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最後になりますが、先立たれたご家族様にも御礼を申し上げたいと思います。
お母様のことをいつも真剣に考えて下さり、私達職員にとっては心強い存在でした。
心からの感謝を込めて。ありがとうございました。